コーヒー粉とお湯さえあれば、手軽にコーヒーを抽出できるのが「ボダム(BODUM) フレンチプレス KENYA」です。
コーヒーを粉から入れるとなると、うまくドリップできなかったり、いろいろな道具が必要だったりします。コーヒー好きでも結構面倒くさい。
その点、 「ボダム(BODUM) フレンチプレス KENYA」 ならお湯に浸して抽出するコーヒープレスなので、誰でも安定しておいしいコーヒーができるというわけです。
ボダム フレンチプレス KENYAの詳細

「BODAM(ボダム)フレンチプレス KENYA」は、プレス式のコーヒーメーカーです。サイズは0.35Lを購入しましたが、他にも0.5L、1Lサイズもあります。内容物はフレンチプレス本体と説明書、あと計量スプーンも付属してます。

耐熱ガラス容器にプラスチックフレームをはめた構造です。取っ手はフレームと一体になっており、大きめで持ちやすい。

コーヒー粉を濾す際は、フタ上の丸いツマミを押し下げます。フタにはスリットが入ってますので、そこから注ぐ感じです。

コーヒー粉を濾すためのプランジャー。ステンレスフィルターは分解することが可能です。

こんな感じでネジ式で接続されており、ツマミを回すとプランジャーとステンレスフィルターを分解することができます。
画像では分解してませんが、ネジ部分のキャップみたいなものも回して外せます。そこから、フタもステンレス棒からスライドさせて外せます。

ステンレスフィルター自体は3つのパーツで構成されており、それぞれ分解して洗うことが可能です。また、すべてのパーツは食器洗浄機に対応してます。
ボダム フレンチプレス KENYAのプラスチックフレームの取り外しについて

プラスチックフレームの取り外しが可能です。説明書にその方法が記載されてます。
常温の状態では、ガラスビーカーを取り外すことはできません。別の容器にお湯を入れ、本体をお湯に浸けると、プラスチックの枠が膨張し、ガラススビーカーの取り外しが可能になります。プラスチックの枠が温かい状態で、ガラスビーカーの取り外しや装着をしてください。また、装着後は、ガラスビーカーがプラスチックの枠にしっかりはさまっているか、確認してください。
BODUM

わかりにくいかもしれませんが、画像みたいな感じで、しばらく使っているとガラスとフレームの間でウォータースポットができてしまいます。
取り外し方法は少々面倒ですが、たまにプラスチックフレームを外してきれいにしておくといいです。

プラスチックフレームを外してみたところ。50℃程度のお湯に浸して1~2分でOKです。外すときはビーカーの縁を鷲掴みすると割れそうなので、縁を指でつまんで引っこ抜くようにしたほうが安全。
ちなみに、常温の状態でも外すことはできました。取扱説明書には外せないと書いてありますが、安全上の懸念からなんだと思われます。個体差もあるかもしれません。常温で外す場合は、自己責任でお願いします。
ボダム フレンチプレス KENYAでコーヒーを淹れてみよう
ボダム フレンチプレス KENYAの使い方は、コーヒー粉とお湯を入れて適当な時間待つだけ。特に難しいことはありません。
とりあえず、説明書どおりの方法でコーヒーを淹れてみました。

まずは、コーヒー粉ですが「粗挽き」を使います。細挽きだとプランジャーに目詰まり起こしますし、抽出方法の特徴から苦みやエグミが強いコーヒーになりやすいです。
湯量は付属のスプーンすり切り1杯に対してお湯120ccです。ただし、それだと少ないので今回はスプーン2杯のコーヒー粉を投入し、倍量の240ccで抽出してみます。

お湯を沸騰させた後、少し落ち着かせた程度の温度で注ぎいれます。ドリップケトルがあれば便利ですが、なければ普通にヤカンでも。

湯量は240ccで抽出するわけですが、目盛りとかありません。今回は計量カップで測ったお湯を入れてます。いつもは画像にあるように水位を憶えて目安にしてます。

お湯を入れたら軽くかき混ぜます。スプーン使いましたが、容器はガラスなので木べらとか使ったほうが割れる心配がありません。

フタをして最低4分間蒸らします。もちろん、プランジャーは上げたまま。短めで切り上げればライトな仕上がりに、長めに蒸らせばコクが深い味わいに。

4分経過したらツマミ部分をゆっくり押してプランジャーを押し下げます。ゆっくり押し下げることでおいしいコーヒーが出来上がるとのこと。

出来上がり。 多少コーヒー液をビーカー内に残したほうがエグエグしくなりません。最後まで注ぎ切ろうとしないほうがいいでしょう。その場合、240ccでも220cc程度のコーヒー抽出量になります。
フレンチプレスで淹れるコーヒーは、コーヒーオイルが抽出されコクのある深い味わい。お湯に浸す抽出方法なので、豆本来のおいしさを楽しめるのがコーヒープレスです。
コーヒー粉の微粉が残るので、ペーパーで濾したクリアなコーヒーが好きな人には不向きかもしれませんが、ちゃんと粗挽きのコーヒー粉で作れば誰でも簡単においしいコーヒーができます。
ボダム フレンチプレス KENYAのレビューまとめ
この記事は「ボダム フレンチプレス KENYA」についてレビューしました。
ペーパーフィルターやドリップケトルなど不要でお湯を注げば手軽にコーヒーを抽出できる器具です。ただし、ビーカー内に残ったコーヒー粉の処分は少々面倒かもしれません。
粉は底のほうにあって逆さまにしても落ちにくく、コーヒー液も多少残っているので、ちょっと捨てにくい点は否めません。ビーカー内に水を入れて粉を浮かせて、水切りネットにぶち込むようにして捨てると比較的簡単です。
後始末が少々面倒ではありますが、コーヒーをお湯にじっくり浸して抽出するのでコーヒーのおいしさだけでなく栄養成分も引き出されます。普通に飲むだけでなく、バターコーヒー、完全無欠コーヒーを淹れるときにもおすすめです。