ドルチェグストのよくある故障と対処方法まとめ

ドルチェグストを使っていると不具合が発生することがあります。そこでよくある故障とその対処方法についてまとめました。

頻度の高そうな故障や不具合の対処方法を知っておけば、いちいちサポートに連絡する必要もないですし、ドルチェグストを送付する面倒もありません。

頭の片隅にでも入れておけば、もしものときに役立つと思うので、簡単にでも把握しておくと安心です。

お湯が出なくて抽出できない

ドルチェグストの故障で結構多いのがこれ。電源も入り作動音もするがお湯もコーヒーも出てこなくて抽出できないというものです。

この場合の原因はポンプ内の乾燥が考えられます。しばらく使ってない期間があって、すすぎをせずにいきなり使うとこの症状が出やすいようです。

また、給水タンクの水が不足して空運転してしまうことでもなるようです。

対処方法は簡単です。まずは2~3回抽出を試してみます。それでも出ない場合は、いったん電源をオフにして給水タンクを満水にして1時間程度放置するだけ。

そのあと、再度抽出してちゃんとお湯がでるか試してみましょう。

注意点があります。お湯が出ない空運転を連続30秒以上続けないことです。ポンプが壊れる可能性があります。

いつもより抽出の出方が悪い

マシン自体はちゃんと動作するけど、なんかいつもより抽出具合が悪いな~と感じたら、湯垢が溜まったせいかもしれません。

1年ぐらい毎日3~4杯抽出すると湯垢洗浄の目安期間に到達します。そんなに使ってなくても抽出がいまいちだったり味が落ちたと感じたら湯垢洗浄してみるといいです。

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また、抽出針の付近に詰まりが生じている可能性もあります。コーヒー液やミルクが付着してしばらく使ってないとかで固まってしまうことがあるようです。

その場合は抽出針に差し込めるような細いものを使って固まりをほぐしてから、抽出してみましょう。

コーヒーがぬるい

ドルチェグストは給水タンクの水を90℃に加熱して抽出します。抽出された飲料は最終的には70℃程度になります。

そのため、カップが冷えていたり、室温が低いためすぐに冷めてしまったりして、コーヒーがぬるくなってしまうことがあります。

また、マシン自体も冷えてしまうことで温度低下を招いてしまうことがあります。

いったんお湯を抽出してみましょう。カップを温めると同時にマシン内部の冷えを解消することができます。

それでもぬるい場合は、タコ足配線や延長コードの不具合などで電力不足になっているため充分に加熱されていない可能性があります。

コンセントに直でつなぐか、接続機器を同時使用しないようにして抽出してみる必要があります。

抽出が途中で止まる、赤い点滅から緑点灯にならない

抽出途中で動作が止まったり、緑点灯にならず抽出準備が完了しないことがあります。このような症状の場合は、電力不足が主に考えられます。

ドルチェグストは1460Wと消費電力がかなり多いです。家庭用コンセントは1箇所(差込口ではなく)で1500Wまでですので、タコ足配線でいくつも機器を接続していると電力不足に陥りやすいのです。

そのような場合は、いったん電源を切ってコンセントを差し替えて単独使用するか、接続機器を停止してから再度抽出を試してみます。

延長コードを使用している場合は、15A対応になっているかも確認してください。たいてい15Aになっていると思いますが、規格に満たない延長コードを使っている場合も考えられます。

電源ボタンが点滅を繰り返す

電源ボタンが1秒間に3回ほどの早い点滅を繰り返す場合、マシン内部の温度センサーが異常を感知しているときに発生する症状です。

対処方法としては電源のオン・オフを4~5回ほど繰り返すことで通常使用が可能になります。

給水タンクから水漏れ

お湯がでなくて抽出されない場合は、給水タンクから水漏れしてないかチェックしてみることが大切です。

給水タンクにはマシン本体を繋ぐ接合部分にゴムが取りつけられています。そのゴム(パッキン)に問題があると水漏れを起こすことがあります。

たとえば、給水タンクに水が入った重い状態で運んだりパッキンが歪んだり、経年劣化によって損傷したりすることがあるわけです。

この場合は、修理に出さなくてもパッキンを替えるだけで済みます。以下のパッキンがドルチェグストで使えるようです。

まとめ

ドルチェグストは3年ぐらい毎日のように使用してますが、今のところ不具合には見舞われていません。レビューのため3台乗り換えたからっていうのもありますが。

家電製品ですからある程度不具合がでるのは仕方ない面もあります。使い方を踏まえておくことで故障や不具合は未然に防ぐこともできますので、取り扱い説明書は確認して捨てずに持っておきましょう。ネスレのサイトからダウンロードもできます。

ただし、使用していれば故障するときはするので、マシン登録で保障期間を延長しておくことをオススメします。有料修理になると一律で7000円程度かかるらしいですから。