ドルチェグストの「ジェニオ2 プレミアム」を買ってみました。ピッコロ プレミアムとドロップに続き3台目になります。別に壊れていないのですが検証目的で。
ジェニオ2は、ドロップやエクリプスのようにタッチパネル操作ではないレバー式ですが、サイズは小さいし給水タンクも容量が大きいので使いやすいマシンです。
ドルチェグスト ジェニオ2 プレミアム

「ジェニオ2 プレミアム」は抽出を自動的に停止でき抽出量をインジケーターでコントロールできるオートストップタイプです。ピッコロとドロップを持ってますがどちらもカラーがレッドなので、今回はシルバーを購入。
ちなみに、プレミアムありなしは販路の違い。プレミアムのほうが家電量販店モデル、プレミアムなしはネスレ通販限定モデルです。

ドロップのほうにもありましたが使用済みカプセルを廃棄できるカプセルボックスが付属。電源コードは相変わらず赤いですが、なぜかプラグ部分だけ黒いです。

ドロップの場合はタッチ式ですが、ジェニオ2はレバー式です。レバーを上下に動かすと抽出目盛りを増減でき、左右に倒すと抽出が始まります。
電源ボタンは頭のてっぺんのやや後方にあります。こちらもタッチ式でなくボタン式です。正面から見ると電源ボタンが見えないですが、手の感触で十分位置を把握できますので、棚板とかあっても問題ない感じ。

給水タンクの容量は1Lあります。ピッコロと比べるとタンクは大きめ。しかし、相変わらず手は入らない給水口になってます。取っ手がついているので持ち運びや給水後の設置がしやすいです。

意外だったのがカップトレイのグリッドが金属製になってます。高さは三段階で調節可能です。

ロックハンドルを上げるとカプセルホルダーを取り出せます。画像では半分しか引き出してないですが、まるごと外せます。
カプセルホルダーに入っている部品は、マシンの使用前のすすぎをするときに使うものです。必ず使わなければいけないものではありませんが、お湯や水の出が滑らかになり飛沫が抑えられます。
購入当時のピッコロとドロップには付属してなかった部品です。
これ使えばお湯だけ使いときなど電気ケトルがわりにしやすいですね。今まではジョボジョボ飛び散りやすかったので。ただし、90℃ぐらいまでしか加熱されないため沸騰したお湯が必要な場合は不向きですが。

使用前のすすぎ。目盛りを最大にして水とお湯それぞれで抽出するだけ。先程のすすぎ用部品を使っているのでお湯の出具合が滑らかです。
ネスカフェ バリスタと違ってお湯もほとんどプラスチック臭がしません。バリスタも使っているうちに気にならなくなりますが、部品の違いなんでしょうか。
抽出してみよう

ではカプセルを使って抽出してみようということで、アイスカプチーノを作ってみます。

カプセルホルダーにセットしてロックハンドルを下げます。そのときに抽出用の針がカプセルに差し込まれる仕組み。レバーを上下に動かして推奨の目盛り数を設定後、レバーをホット側に倒すと抽出が始まります。
アイスカプチーノの場合は、アイス側(といっても冷たいわけでなく常温の水ですが)に倒して抽出します。

こんな感じで抽出されます。アイスカプチーノはミルクとコーヒーの2カプセルを使います。通常はミルクを最初に抽出しますが、そうしないといけないわけでもありません。

ミルク抽出が終わったら、コーヒーカプセルに入れ替えて抽出します。連続して抽出する場合の待ち時間は5秒ほどなのでストレスなし。
抽出が進んでいくと目盛りインジケーターが減っていきます。抽出が終わると傾けたレバーが自動的に中央に戻ります。
ちなみに、アイスカプチーノはコーヒーカプセルもアイス側にレバーを倒して抽出します。水で抽出?と不思議に思うでしょうが、アイスカプチーノのコーヒーカプセルはレギュラーコーヒー粉じゃなくコーヒー粉末なため。

アイスカプチーノ抽出完了。ミルクは本物には及びませんが十分おいしい。あと砂糖入っているので甘いです。
使ってみた感想
ピッコロ プレミアムやドロップと似たような感想ですが、ジェニオ2のメリット・デメリットをまとめておくと・・・
メリット
- オートストップはかなり便利、カプセルの種類やカップを変えても味わいが安定する
- 給水タンクは1Lあって容量が大きい(ピッコロ600ml、ドロップ800ml)
- サイズがコンパクトで場所を取らない
- レバー式なのでタッチ式と違い押し間違えることがない
- 給水タンクには手が入らないですがドロップよりはマシ
デメリット
- 好みの問題ですがドロップと違いレバー式
- ロックハンドルが手動(ドロップは自動)
- それなりに動作音はする
まとめ
主にマシンの使い勝手についてレビューしました。
ドルチェグスト全般についてちょっと書いておくと、カプセル式マシンなのでいつでもおいしいコーヒーが飲めるし、お手入れがこれ以上ないくらいラクです。
カプセル価格はコーヒー系なら一杯50~60円なので適度な価格。ミルクカプセルを使う種類だと110~120円程度で割高ですが、ミルクは自分で用意してコーヒー系カプセルを使ってラテを飲むという手もアリ。
本格的にコーヒー豆や粉を使って抽出するのは面倒だけど、インスタント以上のおいしいコーヒーを手軽に飲みたいという人にオススメです。